本当に効果がある速読法ってどれ?
速読と検索してもらうと様々な速読法が検索されてきます。
○○式 ○○法 ○○流などありますが、本当に効果があるのはどれなのでしょうか?
具体的な効果をお知らせする前に速読という言葉について改めて考えてみましょう。
速読とは文章を速く読むこと、だけど。。
言葉のとおり文章を速く読むことが速読ですが、必ずしもすべての速読法が文章を速く読むわけではありません。
中には
読み方のテクニックとして速読を紹介している
ものや
文章をすべて記憶する方法として紹介している
ものもあります。
同じ速読という言葉でも広く意味が異なる場合があるため注意が必要です。
速読は飛ばし読みではない
例えば 要点を把握して内容をある程度理解する、その際に可能な限り早く読むことが目的
というような速読があります。
我々の観点ではこれは決して速読ではありません。
文章を読むテクニックでしかなく、飛ばし読みや斜め読みとなります。
最も大きな問題点は正確に内容を把握していないため読み違えたり読み飛ばす恐れが必ずあり、記憶もあいまいになりやすいという点です。
これではいくら速く読めても意味がありません。
ではページ全体を記憶するような読み方はいかがでしょうか?
暗記法と速読法は違う分野
1ページ丸ごとを読んで記憶するような映像を見たことがありますか?
高速でページをめくりながら内容を記憶する映像に惹かれたことがあるかもしれません。
このような見方が必ずしもできないわけではありませんが速読においてはトレーニングのかなり先の段階になります。
なぜなら
文章をページ単位で正しく高速で見ることができる
その内容を頭の中で正しく理解し構築できる
内容を記憶し次の文章とつなげていく
という過程を積んでいく必要があるためです。
特に記憶をする過程が厄介でそれだけの文章量の記憶ができるためには記憶力の訓練が必要不可欠です。
ただ、速読のトレーニングを正しく行っていくことで決して到達不可能な領域ではありません。
但し、一朝一夕で身につく能力でもありません。
正しい速読とは?
文章を一字一句漏らさずに今までよりも高速でとらえ、そしてその内容を正しく処理、理解し記憶する。
これが正しい速読の方法です。
この方法の特徴は今まで通りの読み方理解の仕方を向上させることで文章を読めるようにすることで、無理やり飛ばし読みをしたり、いきなり高いレベルの記憶力と読書速度を求めたりしないことです。
速読のトレーニングではその人自身がもともと持っている能力をベースにトレーニングを行いますし、人間がもともと持っている脳のポテンシャルをもとにトレーニングを行うため無理なく能力の向上が可能です。
例えば自転車に乗る、という行動はバランス感覚と正しい姿勢、漕ぎ出す筋力がそろってできるようになります。
トレーニングを繰り返せばほとんどの人は自転車に乗ることができ、一生にわたって能力を維持可能です。
速読も同様で、正しくトレーニングを行えばだれでも能力として身につけることができます。
まとめ
速読とは文章を1文字残らず速く読む読み方です。
文章の理解や記憶が落ちることもなく、今までと同じような感覚で読む速度が向上することが特徴です。
飛ばし読みや斜め読みではありませんし、今まで1回で理解できなかった内容がいきなり理解できるようになるものでもありません。
ただ、自分の文章、文字処理の速度が大きく向上するため今までよりも圧倒的に速く文章を処理できるようになります。
選ばれた人だけが行える能力でもないので、今こちらをご覧いただいているあなたでもトレーニングを行えば読書速度を向上させることが可能です。
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