今や速読の時代!
受験生にとっては、毎年、各大学の入試問題が長文化している。
ビジネスマンにとっては、昇進のために何らかの国家資格を持つことが要求されたり、多量の文書や資料を読みこなすことが要求されている。
今や、文章を速く正確に読む《速読》は、時代の荒波を乗り越えて生き残るための必須技術である。
そこで、より良い大学に入りたいと願っている受験生、職場で優遇されたい、と思っているビジネスマンは、ぜひとも速読を身につけたいと考えているはずだ。
もし、本当に速読という技術が存在し、訓練によって誰でも身につけられるものならば。
まだまだ世の大多数の人は、テレビで大ブームした《超能力》と同じように、速読は、どこかにトリックがある、《眉唾》で実在しない技術だ、と考えていると思う。
あるいは、奇術や曲芸のように、インチキではないが、特殊な才能を持っている人だけが修得できる技術で、大多数の人間は訓練しても修得できないで終わる、という先入観を持っていると思う。
そうではない、速読は、ほとんど誰でも修得できる技術なのである。
自転車の場合は時たま乗れない人も現れるが、訓練しても速読が修得できないで終わる人は、自転車に乗れない人よりも、もっと低率でしが現れないのだ。
ある講演会から
ある大企業で、「潜在能力を100%開花させる法」と題して、速読法による潜在能力の開発法に関する2時間の講演を、社員の方々を対象に行なった。
講演だけでは、果して速読が万人に可能な能力開発法であるが否か、聴衆には半信半疑であるので、講演のかたわら、聴衆の中から3名の方をピックアップして速読の即席訓練を施し講演終了時にその3名の方々に演壇に立ってもらい、その体験談を語ってもらう、という試みに挑戦した。
3名の年齢性別構成は。20代の男女1名ずつと、50代の男性1名、であった。
もし 3名の内の誰ひとりとして速読が修得できずに終われば、赤っ恥をかくところで、本当に速読が誰でも短時間で修得できるという確固たる自信かなければ、このような無謀な試みは、やれたものではない。
1時間のトレーニングで見事に速読の平易性を実証!
日本人の平均読書能力は。だいたい分速400文字である。
3名の方々の訓練開始前の読書能力は、分速500文字から600文字の間で、日本人平均をやや上回る、といったところであった。
そして、正味1時間の訓練終了後に3名の読書能力がどこまで向上していたか、というと、20代の男性が分速4,800文字、50代の男性が分速3,200文字、20代の女性が分速1,600文字にまで伸びていった。
女性は、演壇に立っての最後の体験談で、3倍以上に伸びたにもがかわらず、男性陣と比べて伸び率が低かったので、自分の《落ちこぼれ》ぶりを嘆いたものである。
それでも、速読法を未体験の方は、「えっ?たった1時間の訓練で、読書スピードが3倍や5倍になるって? 1.3倍 1.5倍の間違いじゃないの?」と、思われるかもしれない。
スピードが倍になるということは、新幹線ならば東京ー大阪間が1時間半でいけるようになるということであり、100メートルを全力疾走で18秒かかっていた人が、カール・ルイス並みの9秒で走れるようになる、ということで、ちょっとやそっとのことでは、実現できるものではない。
しかし、ジョイント速読法に関しては、決して数字の書き間違いではない、確かに3倍以上なのである。
速読を学びませんか?
もし本書を読んで、そのような速読の講演やセミナーを受けてみたいと思われた企業の方は、新日本速読研究会に遠慮なくお問い合わせください。
そうすれば、同じように聴衆の中から数名をピックアップして即席訓練を施し、その上達度を見る、という試みの《目撃者》になることができる。
それほどの自信をもって皆さんに紹介できるのが、ジョイント速読法なのである。
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