第4回目となるコラムでは「脳のために必要な栄養素」とは何か、日常生活でできる脳のトレーニングの食事編についてお伝えしていきます。
みなさんは脳に影響のある食事をご存知ですか。身体の健康は食事からといいますが、運動と同じくらい食事についても気を遣っていくことが脳の活動にはかかせません。
普段から元気な体を目指しているかたも、毎日口にする食事から変えてみてはいかがでしょうか。
脳に必要な栄養
私たちの脳は、いろんな栄養素が関係しあって日々動かされています。脳にいいものについて、詳しくみてみましょう。まず、脳に必要な栄養は、
●ブドウ糖
●脂肪酸
●リン脂質
●アミノ酸
●ビタミン
●ミネラル
これらの6つです。
脳はエネルギーをとてもたくさん消費します。脳が体重にしめる割合は2%にすぎませんが、エネルギー消費量は18%もあるのです。体を動かす指令を出す脳がエネルギー不足になっては、体もうまく動きません。「お腹がすいて何も考えられない……」という状態にならないように、しっかりエネルギーを補給しましょう。
寝ている間も動く脳
脳は睡眠中も休むことなく働き続けています。そして、エネルギーの全てをブドウ糖に頼っているとされています。脳のエネルギー切れを防ぐためには、まず、朝食はきちんとたべることが大事でしょう。そして、ブドウ糖をしっかり補給するためには、野菜、豆類、全粒粉が効果的です。
脳にいい食材
●魚
魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は脳に欠かせない大事な栄養です。これは特に青魚や、カツオやマグロの脂身の部分にたくさん含まれています。このDHAによって、記憶力や学習力が上がるという研究報告があります。
●大豆食品
記憶力を強化するのは「レシチン」という栄養素です。これは、特に大豆を使った食品に多く含まれています。
納豆や豆腐などでレシチンをたくさん摂取すれば、脳の中で情報の伝達が少しでもスムーズになり、脳の全体的な機能が向上します。記憶力を強化できたり、頭の回転がよくなったりなどの効果が見込めるでしょう。
●チョコレート(カカオ)
カカオ豆の成分の中に抗酸化で有名なポリフェノールには、人の記憶力、思考力を高めると言われるテオブロミンなどが含有されています。
これはカフェインの仲間ですが、カフェインに比べて興奮作用が弱いもの。糖分に気を付ける必要がありますが、脳のためにはぜひ摂取したいものと言えるでしょう。
●炭水化物
白米に代表される炭水化物には、ブドウ糖がたくさん含まれています。炭水化物を抜くダイエットが流行っていますが、実践してみた結果「頭が働かなくてイライラする」という症状に陥ってしまう人もいるくらいです。炭水化物の多い食事は、脳の働きを良くするので、朝にしっかりと白米やパンを食べることは重要でしょう。
脳を活性化させるために、和食が大切
炭水化物と大豆、そして魚は、私たち日本人にとって非常になじみがあり、また、手軽に食べられるものです。脳を活性化させ、いつもベストなパフォーマンスを発揮しているために、ぜひ和食をたくさん食べるようにしましょう。和食にはいろんな食材、そして調理方法があります。日々、食事のメニューを工夫しながら、楽しく食事を準備するだけで、非常に大きな脳の活性化作用があるでしょう。
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