速読と野球にどんな関係があるの?
速読のトレーニングと聞いたときにスポーツ分野でよく出てくるのが「速読のトレーニングで剛速球が打てた!」というものです。
なぜ速読のトレーニングで剛速球が打てるのでしょうか?
また、それは本当なのでしょうか?
まずバッティングについて考えてみよう
バッティングをする時に人間がどのような行動をするのか、見ていきましょう。
バッターは18m44cm先のマウンドのピッチャーを見ます。
そこから投じられる際にはさらに距離が縮まり17mほどだといわれています。
ここからボールを認識するまでに0.1秒
ボールのコースを見定め球種を想定しバットを振るかどうか判断するのに0.24秒
スイングをするのに0.17秒必要です。
これは球速120kmと遅めの場合ですが、それでもホームベースに到達するまでに0.51秒しか時間がありません。
これに対して速読では何ができるか見ていきましょう。
速読で向上できる能力とは
速読で向上できる能力は大きく二つです。
ボールを見てそれに対して判断をする速度です。
ボールを見る能力については眼筋トレーニングを行うことで素早く動くボールを正確に見ることができるようになります。
これによりボールを認識する速度とボールの軌道を正確に見続ける能力に効果を発揮します。
さらに速読で重要なのがボールの動きに対する認識です。
速読では文字を高速で処理するためにごくごく短時間で見るトレーニングを行います。
その人の読書速度によっても異なりますが、仮に分速5000文字を読もうとする場合には文字の切り替わりは1秒間に5.5回にも及びます。
これは秒で表すと0.181秒となります。
つまりボールの判断をする時間よりも短い時間で文字を見て認識できるようになるのが速読なのです。
文字情報と動体の情報
表示されては消える文字の情報と動くボールの情報、どちらの方が情報として処理しづらいかは人によって異なりますが、野球をしている人にとってはもちろんボールの方が処理しやすい情報、行動となります。
野球の選手が速読のトレーニングを行い分速5000文字以上で文章を読むことができるようになればボールを正しく見て判断する能力が飛躍的に高まるといえるでしょう。
打つために必要なこと
ボールを打つうえではそこからさらに
正確にバットを振れているか
正しいスイングスピードか
認識し予想したボールの球種や軌道は正しいのか
という点が加わってきます。
これらが外れれば当然打てなかったり、いいところにボールが飛ばなかったりしますが、それでも見て認識できていなければ全く役立てることができません。
そのためボールを正しく見ることができる速読のようなトレーニングは野球の選手にとって必須のトレーニングといえると思います。
まとめ
野球のバッティングに速読が役立つのは目を動かして物を見る動体視力の向上はもちろんのこと文章を読む能力で向上した瞬発的な認識能力も役立ちます。
野球をはじめとした素早い球技をされる方はぜひトレーニングしてみてください。
今なら無料体験実施中
■無料体験はこちらから!