速く見るトレーニング
速読のトレーニングでよく知られているもののもう一つが『ものすごい速さで文字が表示されている画面』です。
とても読めないような速さで文字が表示されており
さすが!トレーニングをするとあれくらいの速さが読めるのか!
と思ったことがある方もいらっしゃるでしょう。
実はこのものすごい速さで表示される画面の文字は読めない状態が正常です。
でも決して適当に素早く表示されているわけでもありません。
読めないのに速く表示されている?
文章を速く読むためには速く表示される文章を読まなければ。。
漠然とそのように感じてしまうかもしれませんが、実は誤りです。
なぜならば、速く読めるのであればそもそもその速度で読むだけの能力があるため訓練にならないからです。
ではどのような状態が訓練になるかというと文章を見て頭の中に文字が入っていくがその内容について理解をするよりも速く次々と文字が送り込まれていく状態です。
このような時になって初めて頭の中で文字を見て、その意味合いを照合し理解する という一連の能力に負荷がかかり速度を向上させる必要が生まれます。
もし自分が読める速度で可能な限り文章を読んでいるだけではこの状態は決して訪れません。
文章を読まずに素早く見ることが重要なのです。
素早く見る時に起こること
文章を素早く見る時、目から頭に対して文字の形は送り込まれますが、意味を探すのは間に合いません。
すぐに次が来てしまうため探しに行った先から行方不明になるような状態です。
すると当然意味の理解は追いつきません。
もしこれが文章を読もうとしている最中の行動であれば全く意味がありません。
しかしこれはあくまでトレーニングの最中です。
そしてこの状態では脳の中で次々と見ている文字の速さに意味を探したり理解する速度を合わせようと必死に脳内の検索速度を速くしていきます。
するとそのままの速度では理解をすることができませんが、気付かぬうちに検索し情報を処理する速度は向上していきます。
ある瞬間に文字を表示する速度が遅くなると、途端に処理が追いつき始めて速い速度で文章を処理できるようになっていることに気づきます。
これは最も初歩的な速読のメカニズムですが、誰でも経験することが可能なメカニズムでもあります。
このメカニズムは『脳の可塑性』と呼ばれていてよく知られているのは『インターチェンジ効果』と呼ばれています。
自動車が高速道路を走っている最中に一般道に降りると60km程度の速度でもゆっくりに感じるというものです。
それ以外にも倍速再生したYouTube動画を通常速度に戻すとゆっくりに感じたりするのも同様の効果によります。
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