音楽療法で脳のストレスを解消できる
疲れた時、お気に入りの音楽で癒された経験がありませんか?
音楽にはストレスを軽減させる力があり、音楽で心を治療する音楽療法というものがあるほどです。手軽にできて、しかもすぐに効果がある。ストレスを感じる人こそ、時間を作って音楽を聴いておくべきなのですね。
音楽療法とは、脳波の動きを考えて作られました。脳波が生み出す波動のパターンは、怒ったり喜んだりといった感情の変化によって変わります。音楽を聴くと音楽の波動を受けて脳波の波動が変化し、これによって気分を変えることができるのですが、これを音楽療法と呼んでいます。
音楽でストレスが減る科学的根拠
とある実験では、ストレスを受けると分泌されるノルアドレナリンや副腎皮質刺激ホルモンが、音楽療法を受けたことで減少したという結果が出ました。α波でリラックスするという話がありますが、8~12ヘルツ/1秒の振動を与えると起こる共鳴現象によって、脳波がリラックス状態のα波となることで起こります。この振動を与えてくれる音楽を聴くとリラックスできるという仕組みです。
音楽を聴きながら勉強してもいいの?
BGMを聴きながら仕事や勉強ははかどらないという意見もありますが、ストレスが消えて気分良く取り組めるという意味では、とても理にかなった勉強法です。
ただ、「日本語の歌詞がないもの」を選ぶのが大事です。言葉が耳に入るとどうしてもそれを聴いてしまいますので、できればクラシックや環境音楽など、聴き流せるものがいいでしょう。
音楽療法が生まれた時期
音楽療法が発展したのは、アメリカが最初といわれています。しかもその歴史は古く、第一次世界大戦と第二次世界大戦中に発展したとされているものです。
戦争によって過酷な労働や環境、また心理的ストレスに苦しんでいた軍人のため、音楽家が軍人病院に行って音楽を弾きました。すると、音楽の力によって、苦しんでいる軍人のストレスを救うことができたのです。
脳のために、どんな音楽を聴くべき?
脳をリラックスさせるために最も推奨される音楽は、「クラシック音楽」です。これはストレス軽減には非常に効果があると言われています。
特に、モーツァルトの曲を聴くと頭が良くなる(IQが上がる)とされています。これを実験したのは、1993年、カリフォルニア大学アーバイン校の心理学者フランシス・ラウシャー。権威ある学術誌「ネイチャー」で発表しました。
ただ、基本的には自分の好きな音楽を聴いていいので、あまり好きではないのにクラシックを聴く必要はありません。
その時の気分に合っている曲を聴くのがいいでしょう。
もちろん、クラシックのような静かな曲の多いジャンルではなくても問題ありません。例えばカラオケで大きな声で歌うとすっきりする、というのも、誰しも経験があると思います。アップテンポの曲を聴くことで気分が良くなれば、ぜひ、それも試してみましょう。
基本的に脳のリラックスには、スローテンポのものがよいようです。 今日はリラックスしたいからゆったりした雰囲気の音楽を聴きたい、元気を出したいからアップテンポな曲を聞きたい、と気分によって、BGMを選んでみましょう。
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