ゴルフダイジェスト 速脳速読・川村明宏氏

ゴルフに速脳速読を用いた視力開発ドリルを提供

ゴルファーは目が命です。週刊ゴルフダイジェストに新日本速読研究会の技術を利用した「目ヂカラアップシート」が採用されました。ゴルファーの視力を鍛えることで、ゴルフの生命線ともいえる目の力を強化します。

衰えてきた視力も改善できる魔法のシートを付録品として提供しました。
ゴルフに必要な４つの視力を鍛えることで距離感が合い、パットがよみがえる魔法のシートを使ってみてください。

視力の衰えがスコアを奪っていた！

人間の情報の８０％は目からもたらされているが、その情報が正しく取得できなかったとしたら、スコアの悪化につながりかねない。

単に視力検査の視力だけではない、目についての基本知識をおさらいしよう。

視力はトレーニングで回復する!!

「最近パットのラインが読めなくなって…」

シニア世代から、よく聞かれる言葉だ。

ゴルフは、野球のように動体視力が求められる球技ではないので、視力低下を理由にやめる人はいないが、本来見えていたものが見えづらくなってしまい、気分が滅入っているゴルファーは多いのではないだろうか。

「歳をとったら目はしょうがない」という定説（？）も、心理的に落ち込む要因になっている。

だが、諦めるのは早い。スポーツジムに通って体力の衰えを先に延ばそうとする情勢があるなら、目も十分に回復させられるからだ。

視力低下をもたらす４つの器官

そもそも視力が低下したと感じるのには、次の４つの要因がある。

１．遠近がぼやける →焦点距離が合わない→毛様体筋の筋力低下

２．像が二重にダブる→乱視が入っている→眼筋移動筋の筋力低下

３．輪郭がぼやける→絞り機能の衰え→虹彩筋の筋力低下

４．グリーンなどの奥行き感がわからない→脳内視力の低下

つまり、４項目中３つは「筋力の衰え」に起因しているので、脳内視力も含めてすべてトレーニングをすることで強化・回復できるのだ。

「実際５５歳を過ぎてから、自分の視力が回復しました」（信州大学名誉教授・松崎五三男）
「眼筋はふだん運動していないので、少しの運動で効果がでます」（新日本速読研究会・川村明宏）

まずはスイング改造や、ギアを一新する前に、手ごろな視力回復から始めてみてはどうだろうか。あなたのゴルフを目から変えてみよう！！

ゴルフ視力低下度チェックシート

【１】毛様体筋

□ パットのラインがぼやけて読めない
□ ヤーデージブックがぼやけて見えにくい
□ ボール位置がフラットでないとき、ボールと自分との距離感が、思っていたものと異なる
□ パッティングのアドレス時、カップを見た後ボールを見るとすぐに焦点が合わず、ぼやける

【２】眼球移動筋

□ 飛んでいくボールを目で追えない
□ ラフに入ったボールを探すのに時間がかかるようになった
□ 首が重く方が凝りやすい
□ 車や自転車の運転をしているときに、素早い判断ができなくなった

【３】虹彩筋

□ 雨の比や冬の日の夕暮時に、カップまでの距離感がわからなくなる
□ 快晴の日、コースがまぶしくてかすむ
□ 高速道路を運転中、トンネルから出ると一瞬、目がくらむ
□ 同じヤーデージでも、晴れの日は近く、曇りの日や雨の日は遠く感じる

【４】脳内視力

□ グリーン奥に林があるとショートしやすい
□ 森林コースより、フラットでフェアウェイの開けているコースのほうがスコアがよい
□ 打ち下ろしのホールだと、グリーンが受けているように見える
□ 車を運転するとき、カーブなどで思ったよりもスピードが出ている

１．毛様体筋

レンズの役割を果たしている水晶体の厚みを変える筋肉。これが衰えるピントが合わせづらくなり、それによって遠近感もつかみにくくなる。

長時間、一定の距離のもの（パソコンなど）を見ていると衰えてしまう。

２．眼球移動筋

眼球を上下左右斜めに動かす筋肉。これが衰えると眼球自体の稼働範囲が狭くなり、ものを目で追うことができなくなってしまう。ボールなどを探すときに一度に広範囲なものを見ることができなくなってしまう。

３．虹彩筋

眼に入る光の量を調整している筋肉。これが衰えると、明るさによって輪郭がボヤけたり、全体的に見えづらくなることがある。天気によってスコアにばらつきがあるゴルファーは虹彩筋が衰えている可能性がある。

４．脳内視力

眼で得た情報を脳に送ったとき、その信号をキャッチして分析する能力のこと。これが衰えると目がコースの詳細な情報をキャッチしても、脳が理解できず、コースで錯覚や距離の読み違いなどに陥りやすい。