速読法はキャッチ・ボールのようなもの
さて、非常によく質問されるのが、当然のことながら「訓練したら、本当に速読できるようになりますか?」ということである。
まずそれに、できるだけ掛け値のないところを、お答えしておこう。
速読法についてよくご存じない方としては、前記のような質問をされるのも無理がないとは思う。
しかし、これは実は「練習したら、本当に野球ができるようになりますが?」というのと同レベル。同次元の質問である。
野球にも様々なレベルがあって、お金を貰ってプレーを見せるプロ野球もあれば、春夏に甲子園でプレーする高校野球もある。
休日、祭日ごとに各所を駆けずり回って、グラウンドを確保してやる草野球もあるし、道路で気分転換に親子でやるキャッチ・ボールも、一応は野球である。
そこで、これら様々な野球と、速読法とを理解しやすいように比較対照してみることにしよう。
日本人の平均読書能力
通俗小説のような軽い文章を読ませた場合の、日本人の平均読書能力は、分速400文字である。
もっとも、これは老人から子供まで含んでの数字で、健康な成人だけを選んで読書能力を測定すると、分速600文字となる。
ごく普通の文庫本や新書が、1ページ平均600文字で印刷されているがら、ほぼ1分で1ページずつ読んでいく能力、ということである。
実際、電車の中で読書している人の様子を、観察しながら計測してみると、10人中9人までが10秒と狂わずに、2分ごとにページをめくっていく。
見事に分速600文字で読んでいるわけである。
また、これまで全く速読法の訓練を受けたことがない、という人だけを、無作為に抽出して、読書能力を測定してみると、最低が分速200文字。最高が分速1,000文字で、それ以上も、それ以下も滅多になく、その間で《正規分布曲線》を描く。
ピークは、分速400文字と600文字の間に来る。
速読法を学ばなければ損をする!
さて、これら日本人の平均値の、5倍の読書能力が分速2,000文字、10倍が、分速4,000文字ということになるが、これが野球にたとえると、いったいどのレベルかというと、道路でキャッチ・ボールをする程度である。
要するに、ちょっと練習すれば、誰でも修得できる。
冒頭にも述べたように、これだけ情報が氾濫している時代なのだから、そしてこれだけ簡便に学べる速読法なのだから、やらなければ、ライバルに置いていかれて大損をする。
もちろん、キャッチ・ボールの場合でも、よほどの《運動音痴》で、投げても投げてもボールがとんでもない方向に飛んでいく、というノーコンの人も稀に存在する。
だから、5倍から10倍程度の初級の速読法でも、その程度の低率でならば、ひょっとしたら、修得できない人も現れるかも知れない。
そのくらい修得が平易なのが、ジョイント速読法の初級速読である。
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