読書時間・量の飛躍的拡張はなるか? ノートパソコンで学ぶ速読術
読書には大きく分けて2つのパターンがある1つは本を読むという行為そのものを楽しむ場合だ。
活字を目で追いながら楽しみ、味わい、考える。しかし、一方で情報収集や内容理解、記憶のために、半ば必要に迫られてページをめくることもあるだろう。
とくに後者の目的のために読書をする場合は、短時間で読み、理解できるに越したことはない。同じ時間に多くの本が読めるようになれば、より多くの情報が頭にインプットできる。必要な個所のピックアップや、読むか、読まないかの取捨選択も迅速にできる。また、同じ本を繰り返して読めば、より鮮明に記憶に残る。アワトプットの品質も上がるだろう。
そこで、〝速読〟に注目してみた。日本人の平均的な読書速度は、1分間にだいたい400字から600字だという。文庫本や新書判の本、あるいはB6判の単行本などが1ページあたり平均600字前後の文字量として、普通の人の普通の読書は、10分から15分で10ページのペースということになる。これが速読術を身につけるとどうなるか。
たとえば日本速読協会という指導団体が実施している検定では、1分間に600字(本の15ページ分)を読んで内容が理解できれば3級だという。普通の人の10倍の速度だみに級41券間に3万字、-級は1分間10万字ほどとい。1級の合格者は全国にも数えるほどしかいないようだが、つまり1冊の新書く1分2分で読んでしまうわけだ。
速読について説いた本は数多い。協会、団体もいくつかある。その中で今回はパソコンを使ったユニークな速読法を指専している、新日本速続研究会を訪ねた。同会の速読ソフトは、いずれも会長の川村明宏氏が開発した理論を基に、ソフトハウスから提供されている。
最新ソフトの「ダイナブック速読」によるトレーニングを川村氏じきじきに受ける。
ソフトを立ち上げ、ます『読書速度の確認』を選訳する。サンブルの文章の中からひとつを選びエンターキーを押す。画面にその文章が表示されたら読み始め、読み終えたところでスペースキーを押すと。-分間あたり何文字読めたかが表示される。
これは自分のふだんの読書ペースで読むのだが、記者の場合は664字だった。この測定をすませたところでトレーニングの開始となる。
最初は「なぞり訓練」である。文章が1文字ずつ表示されていき、一定の行数(1~3行を選択に達すると、次の文章がまた1文字ずつ表示される。それを読むのである。
表示速度は低速から超高速までの4種類あり、先に計測した自分の読書速度を参考に選択する。高速モードを試したら、ちょうど2400bpSのパソコン通信画面ぐらいの速さで、とても読めない。エスケープ
して低速モードに再設定する。これでも、ふだんの読書の数倍ぐらい。必死でついていく感じだ。
「字を読んで内容を理解しようとせず、ここでは全部の文字をもれなく追うことを意識してください。文字の流れについていくことが大切なんです。首を動かさないで、視線の動きで文字を追うんです。でも首はリラックスさせてください」 と、川村氏のアドバイス。
文章に対して、私たちの多くは数数の条件反射を行う。たとえば、まず視野を狭め、読む個所の文字に常に視点を固定する。そして、その文字の上下の5文字から7文字ぐらいのみを視野に入れ直列的に読み進む。そして、音読こそしないが、私たちは、無意識に音声変換を行う。いわゆる左脳集中処理というか、騒々しい喫茶店で相手の話を聞き取るときのように、意識の一点集中によって読書をしようとする。無意識の所作が、潜在能力の活動を目ら阻害するのである。
川村氏の速読指導は、まずそうした一連の条件反射を払拭するところからスタートするのだ。
プログラムの最初に行うこの「なぞり訓練」は、目を素早く動かすことのトレーニングだ
また、通常より速い読み方でも、同じ文章を何度も繰り返して読むことによって、内容も次第に理解し得ることが体感できる。
表示速度を順次変更し、ついていくのが困難なスピードでのトレーニングを何度か行った後で、スピードを1段階落とすと、それがぐっと読みやすく感じられることも経験する。高速道路を走行したあとは、遅く感じるのと同じ理論のようだ。
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