理解力とは短期の記憶力
速読で短期記憶の持続時間を伸ばせば、理解力も向上する理解力を落とさない秘訣は「繰り返し」にあった。
速読というとすぐに、「理解力を落とした読書」と決めつける人がいる。
しかし、実際は逆。速読だからこそ、理解力の大幅アップが可能なのである。というのも、速読によって、「繰り返し読書」が可能となるからだ。
理解力と記憶力は実は不可分一体のものである。
例えば読んでいる内容を瞬時に忘れてしまう人は、次の行にさしかかったときに前の行の内容を忘れてしまうので、文章の意味を理解することはできない。一冊の本を読み終えたとき、最初のほうの内客を覚えていなければ、本全体の内容を理解することは不可能だ。
逆に言えば、文章を読み終えても最初のほうを覚えているだけの記憶力を備えているからこそ、内容を理解できるわけで、つまり「理解力とは短期の記憶力の集まり」なのだ。
この極めて短時間で消滅してしまう「短期記憶」の持続時間を少しでも長くできれば、理解力は確実に向上するのだ。
「繰り返し読書」は、「短期記憶」定着させる効果的な方法なのである。
見れば見るほど憶えられない従来の記憶法の落とし穴
記憶できる時間を伸ばそうとするとき、大多数の人は誤った行動をとっている。
例えば、ある図形を覚える場合、ほとんどの人が「覚えた」とい感覚が芽生えるまで凝視するだろう。
ところが図形を見つめれば見つめるほど、本人の願望とは裏腹に、記憶力はどんどん衰えてしまう。
記憶とはその物の形などを脳裏に焼き付けることだが、凝視している限り、目の前にその物が見えているので、形を焼き付ける必要性が生じない。だから記憶力が衰えるのだ。
さらに、「覚えたい」という意識が交感神経を異常発動させて視野が狭まるため、覚えるべき対象の全体を見ていないというマイナスも生じる。
記憶力を鍛えるには見ている対象を脳裏に焼き付けなければならない状況を強制的に作りだす必要がある。覚えるべき物を見たら、素早く隠してしまうのだ。
速読では読むスピードが速ければ速いほど、文章を構成している個々の文字を見ている時間は短くなる。
それだけに脳としては読み取った文字情報が残像として脳裏にとどまっている時間、すなわち短期の記憶の持続時間を長くする必要が生じてぐる。
速読の実践は、短期記憶力の向上、ひいては理解力アップのためのトレーニングを自然に実行していることになるのである。
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