2015年4月24日(金)に新書「頭の回転が速くなる 速読×記憶術トレーニング」の出版記念セミナーが開催され、著者である川村明宏、川村真矢が登壇し本書の出版背景及び、速読、記憶術トレーニングの内容について講演を行った。
著者からは出版背景についての話の後、徐々に速読、記憶の話に移っていき、冒頭では過去10年間の研究活動や開発に5年を費やした英語版速読 eyeQの効果、開発秘話について発表。
セミナー開始直後にはeyeQのプロモーション動画が放映され、脳を鍛えるプログラムとはどんなものか、なぜそれが可能なのかを説明する内容に参加者は興味深々の様子だった。
著者である川村明宏からはなぜ速読が可能になるのか、また速読で可能になる記憶力の向上に関する「記憶のメカニズム」について公式を発表したところ、一部専門的な内容に初心者は首をかしげる場面もあったが、一方で「もっと知りたい」という声も多く見受けられた。
同じく著者である川村真矢からはネイティブ向け英語速読であるeyeQによって得られた科学的検証結果を説明。ユタ州立大学、BYU大学にて検証された数値的根拠と実証結果やハーバード大学教授が実施した検証結果とその効果についても合わせて伝えていた。
本トレーニングを実施した多くの受講者は読書速度はもちろん、脳の処理速度や機能が向上したことによって本や文書を読むだけでなく「記憶力、集中力、タイピング、理解力、学校の成績・米国内の公式テスト」で向上が見られることが検証されている。
アメリカ大手放送局によると知的労働者の働く1日の内、3~4時間程度は文書を読むことや、書くことに使われているという。文書や読書の処理スピード、書くことによる時間の生産性を上げることができれば、年間の内の1ヶ月程度は時間が短縮できる。
ネイティブ向けの英語速読eyeQは多くの企業の生産性向上に期待されていることを話した。
企業だけではなく、公的機関である学校にも導入が進んでおり、既に1,000以上の学校に導入済み。
著者からは無料の速読や他の速読で身につかなかった人が「自分には速読はできない」と諦めてしまうことが多く、非常に残念だと話す。速読は正しい訓練と指導があれば誰にでも習得できる技術であり、仕事や勉学だけでなく運動と同じ感覚で速読を学ぶべきだと主張した。
後半は開発者だからこそ話せる「速読と記憶の関係」にも迫り、参加者は大きくうなずく場面も多かった。
また当日は参加者のみ利用できる「速読×記憶トレーニング」無料スクーリング券が配布され、1時間無料で体験できる特典を提供した。(5月受付分は当日予約にて満席)
出版の背景
単行本としては十数年ぶりとなる書籍出版にあたり、著者である川村明宏はその背景を語った。
過去40年間の研究開発を行う新日本速読研究会(川村明宏)は100冊を超える書籍を出版したことで速読に対しての認知が高まったことを実感し、もっと世界に技術を広めたいとの思いでアメリカへの技術提供に力をいれた。
最近では以前ジョイント式速読を受講した生徒の子供に対して、親である自身と同じように受講をさせたいとの問合せが多くなっていた。
新日本速読研究会は過去10年間で国外、オンライン速読講座の企画運営などに活動を移し、少人数制での教室(研究室)受講は積極的に周知をしていなかった。しかしこのように川村式ジョイント速読を受けさせたいという方々からの要望に応えるべく、書籍出版を含め周知活動を再開する考えも明かした。
今後は川村速脳開発協会(新日本速読研究会を管理する団体組織)の培ってきたノウハウや技術を用いて、解決するべき社会問題を提起し日本を含め、欧米、アジアでの普及活動を行っていく予定とのこと。
川村式ジョイント速読
本当に自分が速読を習得できるか。このような疑問を解消するべく、著者である川村明宏は速読理論とそのメカニズムを解説。無料体験を受講した直近での体験者による受講前後の数値を投影しながら、速読は誰にでもできると話した。
理論はしっかりしていても実際に使えなければ意味がない。なぜ速読が可能になるのかを3つのポイントを踏まえ説明し習得までの流れを説明した。
そのうえで過去40年間、100万人近くの受講者が身に付けてきた速読について詳しく話を展開していた。
速読と記憶の関係
本セミナーでは反復による「カーボン記憶」(カーボン用紙のように何度も重ねることで記憶が定着する方法)、「イメージ記憶」の2つがあると川村明宏は話す。
本書で伝えている記憶術は左脳を用いた「カーボン記憶」であり、習得には速読が適しているという。
セミナーでは速脳メソッドを解発するにあたって独自に考案した記憶のメカニズムを説明するための「公式」を公開した。
受講者からは「目からウロコ」、「ここまで考えつくされていた方法だったとは知らなかった」との感想も多かった。
脳科学から考えた場合、速読で得られる短時間での反復と記憶はセットであり、脳のオペレーション機能を向上させる「速脳メソッド」(ジョイント式速読)を実施することで効果があることは40年前からわかっていたと著者は話している。「科学が進歩し理論を実証してくれていることはとてもありがたい(笑)」という場面もあった。
もう一方の「イメージ記憶」については分解と合成の能力が必要だと川村明宏は説明した。
また、参加者限定の「速読×記憶術(カーボン記憶、イメージ記憶)の1時間スクーリング券も会場で配布された。(参加者のみの無料受講券)
国際的な公的機関に教育法として認められた、速読特許を持つ本物の速読を受けるべきであると著者は話す。
なお新日本速読研究会(会長 川村明宏)は日本・米国・中国で多数の教育法特許を取得し、唯一その技術が認められている。
また現在では日本、アメリカ、ヨーロッパで利用されている速脳メソッド(速読含む)を個人受講者向けに展開している。
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