潜在能力を引き出す もっとスポーツがうまくなる 速読トレーニングドリル ~立体視覚を身につける!~
川村 明宏 (著)
単行本(ソフトカバー)
出版社: 毎日コミュニケーションズ (2011/1/22)
プロのスポーツ選手や、指導者も実践
速読をマスターすると、スポーツでこんなに活用できる
近年、速読は学問だけでなくスポーツの現場でも注目されます。
ここでは速読がもたらす、スポーツのメリットを紹介しましょう。
速い球の動きをより的確に肉眼でしっかりとらえる
速読法をマスターすると、人は書物や本のページを素早くめくりながら、そこに書かれた文章を目でとらえ、その内容を把握できるようになります。これはトレーニングによって、目を動かす筋力などを向上させた結果のひとつです。
速読の能力は文字を認識するだけではありません。
例えば野球などのスポーツでも、それまで速すぎて見えなかったピッチャーの速球が、しっかり肉眼でとらえることができるようになります。見えなかった投球がとらえられれば、やがてその球をバットに当てて打つ、というように、バッティング技術は確実に向上するでしょう。
また、同じように放たれたボールの動きを目でとらえる力は、相手から投げられたボールをよけるドッジボールなどのスポーツにも役立ちます。
ステップ1
速度とは?
文章の内容を理解でき、読むスピードも速いのが「速読」です。速読をマスターすると、時間を有効に使えたり、脳の働きを活性化させたりと、さまざまな可能性を引き出してくれます。スポーツの場面でも、豪速球を打てるようになるなどの技能向上につながります。
ステップ2
速読速度を計測する
速読のトレーニングを始める前に、文章を読み、その文字数を数え、自分の現在の読書速度がどのくらいなのか記録しておきます。トレーニング終了後も、読書速度を計測しましょう。読書速度を毎回比較することでその成果が数字として現れれば、トレーニングを続ける励みになります。
ステップ3
眼筋トレーニング
速読で文字を速く追ったり、スポーツでボールや人の動きを追ったりするためには、眼球を素早く動かす必要があります。そのために眼筋トレーニングで眼の筋肉を鍛えましょう。ただし眼に負担をかけすぎないように注意が必要です。
ステップ4
脳力トレーニング
脳を鍛えるトレーニングを行います。速読でもスポーツでも必要となってくる、同時並行能力や検索力、判断力などの向上を目指します。スポーツの練習や眼筋トレーニング同時間でいいので続けていきましょう。
本書の使い方
本書は、速読をマスターするための方法や、トレーニング方法を3つの章にわけて紹介しています。第1章から順番に読んでいくのがおすすめですが、気になるトレーニングからはじめてもOKです。
第1章 速読をはじめる前に
1 速読とは何なのか?
2 あなたは右脳派?それとも左脳派?
3 速読をマスターすると、スポーツでこんなに活躍できる
4 自分の読書量を計測する
5 目が疲れたら休ませる
コラム 脳の機能を高めれば、あなたも聖徳太子になれる!?
第2章 目を鍛えるトレーニング
速読に不可欠な眼筋を鍛える
1 目を上下、左右に動かす
2 目を円形に動かす
3 目を縦対角、横対角に動かす
4 目をランダムに動かす
5 目を遠近に動かす
6 視野を拡大する
7 識幅を拡大する
8 光の量を調節する
コラム
イチローも、速読トレーニングを実践していた!?
第3章 脳を磨くトレーニング
1 順番探しドリル
2 計算ドリル
3 しりとりドリル
4 スパイラルドリル
5 間違い探しドリル
6 ツッコミドリル
7 スイングドリル
8 瞬間識別ドリル
9 ワード空間ドリ
10 ズームアップドリル
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