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トレーニングしても速読ができるようになった実感がありません。
速読のレベルがあがっても自分で実感しにくいため、トレーニング毎に読書速度を記録して変化を確認してみましょう。数字を見れば、速読のレベルがあがっていくことが実感できます。
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画面の内容がわからず眼で追っているだけなのですが、それでいいのでしょうか。
画面の内容を理解するよりも、まず移動する文字を見ることが大切です。まず見る能力を上げ、次に読む能力を上げ、最後に理解する能力を上げることが訓練の順序として適切です。
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なぞり読み訓練には、低速、中速、高速、超高速がありますが、どのように訓練すればいいのですか?
なぞり訓練は、低速→高速で、次に中速→超高速→高速→超高速で見て下さい。文字は集中して見るのではなく、画面全体を見て下さい。休憩しながらリラックスして見ることが大切です。
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なぞり訓練、固定式訓練、移動式訓練は毎日どれぐらい行えばよいでしょうか。
各訓練を毎日継続して、5分程度やって下さい。リラックスして画面を見て、高速で移動する文字に眼を慣れさせましょう。
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ペ-ジめくり訓練はどんな効果がありますか。
ペ-ジめくり訓練は、高速で流れる文字を見ることで右脳を活性化します。(高速でペ-ジをめくることにより、左脳で読めない状態をつくりだしています。)次に、低速でペ-ジをめくることにより左脳と右脳の両方で速読できるようになります。
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速読の訓練に、なぜパタ-ン訓練が重要なのですか。
脳に、意識的に特定のパタ-ンで繰り返し刺激を与えるのがパタ-ン訓練です。情報の流れが脳の中で整理され、整行回路ができることで、理解力が増していくのです。
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なぞり読みとブロック読みの違いは何ですか。
なぞり読みとは日本語であれば、左から1文字ずつ順番に読んでいく、従来通りの読み方です。ブロック読みとは複数の文字の意味を同時にいっぺんに読み取る読み方です。前者を左脳読み、後者を右脳読みとも呼びます。
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音読の習慣からぬけだせないのですが、どうしたらいいでしょうか。
音読の習慣は長年の習慣ですから、簡単にぬけだすことはできません。音読からぬけだすためには、視読に切り替える必要があります。高速で文字を追うことで、スピ-ドに対する順応がおきて、文字を読み取る速度があがるのです。また、視読に切り替えることによって、自然に声帯を使わない習慣が身に付きます。
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トレ-ニング後に眼が速く動いてしまう気がするのですが、どうしてでしょうか。
高速で移動する文字を見る訓練をしたので、文字に対して眼が慣れてきたためです。次は、ブロック読みで、文字をかたまりで捉え速読のレベルをあげてください。
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レッスンをして速読のレベルがあがりましたが、肩がこりました。
今まであまり眼を動かすことが少なかった場合に、集中して文字を眼で追ってしまう方は、肩こりがでることがあります。その場合には、少し中断して下さい。レッスンを再開後は、集中せずなるべく楽に文章を読むようにしてください。
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ブロック読みをすると、すぐに頭に入ってくる場合とまったく頭に入ってこない場合とがあるが、どうしたらよいでしょうか。
瞬時に複数の文字を見て読めるようになるためには、できる限りイメ-ジでその内容を読んでください。ブロック読みも回数を重ねてレッスンを繰り返し行うと、文章が楽に入ってくるようになります。
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画面全体を見ることが難しいのですが、どうしたらよいでしょうか。
今まで特に意識してやられてこなかったので難しく感じるかもしれませんが、画面を見るときに画面に集中しないで、周辺のものも視野にいれるようにしてください。窓の外の景色をゆったりと眺めるような感じでよいでしょう。
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何回もレッスンを繰り返しているので、文章を暗記していますが、本当に速読しているのでしょうか。
文章を記憶しても速読のレッスンにはさしつかえありません。記憶したものについては、読めない部分がないので、より速く文章が読めます。何回も継続してレッスンをすることで右脳を活性化し、速読回路ができあがります。
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速読と記憶とはどういう関係ですか。
速読と記憶は、脳の回路の使い方が基本的に異なります。
速読と記憶を同時に行うことは、アクセルとブレ-キを同時に踏み込むのと同じです。速読法の修得では、まず速読する技術だけを切り離して覚え、その後に記憶する作業と結合して下さい。 -
速読のレッスンをしていますが、伸び悩んでいます。どうしたらよいでしょうか。
難しい文章は、速くよむことができません。内容の理解できない文章は速く読めないのです。簡単な文書で文字数を増やしたり、速度を変えて速読のレベルをあげてください。または次のセッションに移行してもよいでしょう。
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視読ができません。どうしたらよいでしょうか。
音読は文字を音に変えて読みますが、視読は文字を音に変えることなく見て読むという読み方です。文字を音読してしまう習慣を直すには、ハミングしながら文字を読んでいくのも一つの方法です。ハミングすることで声帯が使われている為、声帯を使うことができず、音読を防ぐことができます。
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どうしても1文字ずつ読んでしまい、読むスピードがあがりません。
音読しないように、読み取れない速さの文章を「見る」訓練をして下さい。高速の文字を見ることによって、音読することが難しくなります。見て読む訓練である「視読」のレッスンを繰り返すことにより、「ブロック読み」ができるようになり、「速く読む」ことにつながっていくのです。
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複数の行を同時に読もうとすると、頭の中で意味をとるのに時間がかかり、かえって遅くなるように感じるのですが。
今まで複数の行を読むという習慣がなかった為、そのように感じるのだと思います。複数行を、意味をとらえつつ読むにはブロック読みのレッスンを繰り返し行ってください。
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視線を速く移動することを意識して読んだ場合に、読み終わった時に内容を把握できないことがありますが、どうしたらいいでしょうか。
速読のレッスンをする場合に、速く読むことと、内容の理解とは切り離してレッスンして下さい。速く読むことと、理解して読むこととを同時にやろうとすると自動車でいえばアクセルとブレ-キを同時に踏むような状態になってしまいます。
まず、速く読むことを目指しましょう。識幅を広げる訓練を継続していけば、右脳と左脳の間に「整行回路」ができ、理解しつつ読めるようになります。
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目がかなり疲れることがあります。どうしたらいいでしょうか。
目が疲れたと感じたら、必ず休憩してください。無理はしないでください。集中して画面を見るとどうしても目が疲れやすくなります。
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訓練には慣れましたが、初めて読む文章に関しては、それほど速く読めるような気がしません。どうしたらよいでしようか。
速読の訓練の初めには、初めて読む文書については余り速く読むことはできないかもしれません。しかし、訓練を継続していけば脳の処理速度があがっていきます。右脳が活性化され、左脳と協力して速くよむことができるようになります。
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訓練しても、速読の効果があがらず停滞している気がします。どうしたらよいですか。
音読から視読に切り替える訓練を継続して行ってください。長年の習慣はなかなかとれにくいものですが、速読の目的を理解して、積極的に訓練をしてください。簡単な文章を読んであなたの読書速度があがっていることを実感するのもひとつの方法です。
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本の1ページを6つに分割するぐらいのブロック読みができます。さらに速く読めるようにするには?
ページめくりが基本練習です。超高速からだんだん速度を落とし、2ページの見開きを一目でみる訓練をたくさん行ってください。1ページいっぺんに読めるようになるかもしれませんよ。
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ページめくりの訓練をする際、どうしても読んでしまうのですが?
速読の訓練をするときにはリラックスして、ただ眺めるでけ という姿勢がたいせつです。従って、そうなるよう各自で工夫してください。例えば、ページめくりする時は、本を逆さまに持って読めないようにするとか、鼻歌を歌いながらやってみてはいかがでしょうか?
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モニターの画面は、どのくらいの距離から見るのが効果的でしょうか?
眼筋運動の時は15センチくらいに近づいて訓練を行った方が筋肉の稼動範囲が大きくなり、効果が増します。その他の訓練の時は、30~40センチ離れるのが適当でしょう。
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訓練を始めてまだ間もないのですが、セッションを終え2回目の計測をする時、目だけが勝手に動いてしまって、理解度が落ちてしまうのですが?
目が勝手に動くままにしてください。もしその速さで意味が取れてないのなら、もう一度読めばいいのです。訓練直後では、目の動きと、活性化された理解度の速度がそろわず、目だけが動いてしまうかもしれません。それでも自分で意識的にブレーキを掛けないで、もう一度計測をすれば、目の動きと、理解度が、ジョイントするでしょう。
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このプログラム以外に右脳を鍛える方法は何かないですか?
以下のような方法を試してみてください。
クラシック音楽(とくにバロック音楽)を聴く。
絵画を描く、鑑賞する。
イメージトレーニングをする。
意識的に左手を使う。
日頃から、視野を広く保もつ -
昨夜のトレーニングの時には速く読めたのですが、今朝はあんなに速くよめません。何故ですか?
脳の中に速読回路がまだしっかり出来上がっていないため、日常の生活のテンポに引きずられてしまうからです。トレーニングを定期的に続けていれば定着してきます。
定期的にトレーニングをして、成人で3~6か月ぐらいで回路ができあがり、定着されると言われてます。 -
速く読めるようになったのですが、記憶力の向上につながらないのですが?
このプログラムは理解度、記憶力はもとのままで読むのに必要な時間を短縮するプログラムです。時間が短縮できれば同じ時間で読める回数を増やせ、記憶量を増やせます。ぜひ反復をして、記憶を定着させてください。
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速く読めるようになってきたのですが、まだ広い範囲が一目でみられません。どうしたらいいでしょうか?
訓練中は、モニターの中だけ見るのでなく、その周りの景色もいっしょに見るようにしてください。訓練中だけでなく、散歩する時とか屋外でも、周辺視野を使い、常に視野を広く保つことを習慣化してください。
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日によって目の動きいい時と、悪い時があります。また、速く読める時とそうでない時があるのですが、同じようにトレーニングを進めていいでしょうか?
トレーニングをするまでにどんな活動をしたか、またその日の体調によっても目の動き、読書速度は変化してしまいます。調子が悪い時は、早めに訓練をきりあげましょう。
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プログラム以外で視読を練習する方法はありますか?
外にでたら、看板など一目で見るようにしましょう。また新聞や雑誌、本を読む時は、まず見出しだけを一目で見ていきます。なるべく大きな字の短めの文章を探して練習してみましょう。
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レーニング中は読む速度が上がっていると思いますが、普段の読書はじっくり読まないと気がすまないので、速く読めるようになっていないように思うのですが?
トレーニングを続けてトレーニング中の読書速度がどんどん上がっていけば、精読しても読書速度は上がっています。感覚上は変化がないように思えても数字に置き換えれば進歩がわかるはずです。
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プログラムを行っていると、どうしても眠くなってしまいます。
右脳が働く状態になっているのだなと思って、できる範囲内で訓練してください。訓練を途中で中止しても、長期的に継続して訓練すれば問題はありません。
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複数行を同時に読もうとすると、頭の中で意味を結合するのに時間がかかって、かえって読むのがおそくなってしまうのですが?
更に速く読みたいと思われるのなら、読もうとする行数での練習文をハイスピードで見る練習をたくさん行ってください。今、読む行数がふえることによって一時的に読書速度が落ちても必ずもっと速くよめるようになります。
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練習文では視読ができるのですが、ほかの文章ではできません。どうしたらいいですか?
練習文と初見文で差ができるのは避けられないのですが、練習文での能力を伸ばすことによって初見文も相対的に速く読めるようになります。読みたい分野の本をたくさん読むことになれば、知識が蓄えられ、その結果さらに速くよめるようになります。
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かなり速く読めるようになったのですが、限界を感じています。さらに速く読めるようになる方法はないでしょうか?
上のレベルのセッションに移行してください。もし最後のセッションでも変化がなければ、本を使ったページめくりを行ってください。
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説明通りに練習しているつもりでも、二回目の計測で読書速度が一回目よりさがることがあるのですが?
目が疲れてはいませんか?あるいは、違う文章を読むと内容の難易度によっては、二回目の計測値がさがることもあります。
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一つのセッションから、次のセッションに移行するタイミングを教えてください。
同じセッションの中の練習文は、三通りのスピードに変化しますが、その中で一番遅いスピードが読めて、二番目のスピードを読むのがきつい、というのを基準にしてみてください。
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すべてのセッションが終了したのですが、引き続き使用すればさらに速く読めるようになるのですか?
現在のレベルによりますが、もっと速くなるでしょう。進歩がおそくなったら、本でのページめくり訓練をたくさんしてください。
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すべてのセッションが終了しました。その後は何もしなくても読書速度は落ちませんか?
日常の活動のスピードの影響を受けますから、メインテナンスを行ったほうがよいでしょう。引き続きプログラムを使用してください。回数は減らしてかまいません。
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ページめくり訓練は、付属の本でしか効果がないのですか?
別の本を使っても結構です。その時は、できる限り大きな字でソフトカバーの本を選んでください。
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日常の仕事、勉強、読書をする時トレーニングの効果ができるだけでるようにするには、どうしたらいいですか?
これから読もうとする本、書類などを使い、眼筋運動、二点以外読まず、あるいはブロックで文字群を見ていく。以上の行程を一つ以上行ってから、作業に入ってください。