私が、速読講座を受講してみようと思ったのは、資格試験合格を楽に果たしたいと考えたからである。

資格時代の到来が叫ばれて久しいが、その資格獲得への最短距離を考えた時、速読方法の習得は不可欠であろう。

数ある速読”流派”の中で貴会を選んだのはその理論と即効性に着目したからである。

私が貴会を知るきっかけになったのは、「１日１５分の速読トレーニング術」であるが、その中の野球や、高速道路を例にしての説明は、明快で非常に分りやすかった。

後半で述べられている勉強方法や、食事方法までの開設には驚かされた。従来の速読関係の本は、理論については述べられているが、その使い方（応用）まで、触れたものは、あまり見ていない。

貴会の速読講座を実際に受講してからの感想を述べたい。

先ず、コンピュータ学習であるが、本に出てくる野球や高速道路の理論を身につける為に実に有効だと思う。

今後、電子手帳のソフトが販売されれば、ぜひ購入したいと思う。

画面に表示される文字を見る事により、目がスピードに慣れていくのが実感できた。

次に、本を使っての学習であるが、これは難しい。特に左目の左のページを、右の眼で右のページを見る・・・という事がなかなかできない。（未だにできていない）

視読訓練の仕方が判ったのは、８回目からであり、それでも自分の方法は、これで正しいのか。という疑問は残っている。
科学というものは、理論の徹底的な分析と、それを裏付ける実験があって、初めて進歩する。

貴会の速読を考えてみると、理論は素晴らしく従来のキム式や、その模倣方法とは全く異なっていて、しかもその応用まで体系化されており、全てが納得出来るものばかりである。

実験（実践）についてみても、受講した殆どの人々が、習得に成功し、数倍～数十倍の速読力を得ている事を考えても十分、裏付けられていると思う。

速読法は一部の優秀な人が出来るものではなく、全ての人々に出来なければ、あまり意味がない。

貴会の最高レベルの人よりも、すごい読書速度を持つ人もいるらしいが、そういう事に私はあまり関心がない。

最初に述べたように、私の受講目的は資格獲得を楽に果たす為である。

９回の受講を終え、読書速度は文庫本にして、およそ４，０００字（分速）である。
受講前は約８００文字（分速）であったから、格段に進歩した事になる。
しかしながら、学習への応用が分らない。これが今後の自分の課題である。

現在、宅地建物取引主任者試験について速読法の本が出ていますが、他の資格試験の本の出版もお願いします。